ラックくん・ラブラドールリトリーバー、小松市 (2016)

名前はラック。

犬種はラブラドールレトリバー。

今年の12月で満6歳になる。

飼主へのリスペクトはまだ無い。

 

姉が父の散歩のお供にと、我が家へラックを連れてきました。

父のお供になるはずでした。

 

父は80を過ぎて初めて救急車に乗りました。

ラックとの散歩の途中、電柱に激突して(させられて)額を切ったのです。

 

私は肋骨にひびが入りました。

3週間痛み続けました。

 

先生の前ではお利口なラック。

何だってわかっているラック。

私の前では何もやらないラック。

やろうとしないラック。

 

今日も頑張りました。

わたしが、頑張りました。

「ふーーーせ!」気迫ですよね。先生!「すわれ!」「待て!」気迫!もはや希薄。

 

先生といると私だってできるのに。

 

吠え続けるラック 

叫び続けるわたし

 

それでも進歩はしているはずです。

ラックはできているのだから。

それは、そうだから。

私なのです。後は、わたし。

 

そう!いつだって希望を持って、指示語を出して、散歩へと向かいます。

そして、絶望に打ちひしがれ、散歩から帰ってくるのです。

いつものことです。

 

ラックが私の散歩のお供になる日を信じて、なんて、空々しい。

ラックについて夢すら持てないこのごろのわたしです。

すっかりフェードアウトした父を横目に前を向くしかないわたしです。

先生!ずっと、ずぅーっと、よろしくお願いします。